婚約指輪・結婚指輪に使われる地金の表面加工は、大きく4つに分けることができます。
1.グロス
婚約指輪・結婚指輪では一番多い表面加工です。リングの地金を磨き光らせる仕上げのことで、鏡面仕上げともいわれます。
長年着用していると細かい擦り傷がつくことがありますが、磨き直すことで光沢を蘇らすことができます。
2.ホーニング
リングの地金の表面に粒子の粗い粉を吹きつけ、地金をつや消しにする加工の一つです。
リングの地金をすべてをホーニング加工で艶消しにしてシックに見せたり、アクセントとして部分的に艶消し加工をしたりとアレンジができます。
3.ミル打ち
ミル打ちとは、リングの地金の縁などに玉のようなパターンを連続して打刻していくの加工です。
打刻された金属の粒が光り輝きみずみずしい印象になります。
4.ヘアーライン
リングの地金に一定方向の細かなすじを付け、リングの光沢を抑えるつや消し加工のひとつです。
時計の金属ベルトなどに用いられる加工で、つや消しでありながらシャープな印象があります。
リングの地金の表面が平らなものにのみ加工ができます。
コンビネーション
地金の表面加工ではありませんが、リングの地金に2種類の金属(プラチナと金)を使うことでとても華やかな印象になります。
2つの金属をグロス仕上、ホーニング仕上げ、ミル打ち、ヘアーラインなどに変えて、地金の色と質感を使い分けるすることで多彩なアレンジが可能です。
今回はリングの地金の表面加工について説明しましたが、以前のブログでリングの地金の種類について説明していますので参考にしてください。
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